２月２３日（土）１４：００から１７：３０まで、愛媛大学校友会館２階サロンにおいて共同FD研究会が開催され、愛媛大学法文学部教員、香川大学法学部教員、四国弁連所属弁護士及び連合法務研究科教員、合計28人が出席しました。


　岡義博四国弁連法科大学院支援委員長、宮崎幹朗法文学部長(総合政策系担当)，三好崇文愛媛弁護士会法科大学院支援委員長及び新井信之四国ロースクール研究科長の挨拶の後、以下の報告と意見交換を行いました。

＜第１部＞
　　　テーマ「四国ロースクールの概況について」
　　　　１．香川大学・愛媛大学連合法務研究科の現状と今後の課題について
　　　　　（１）研究科長の報告
　　　　　（２）入試・広報委員会の報告
　　　　　（３）教務・設備委員会の報告
　　　　　（４）学習支援委員会の報告
　　　　　（５）ＦＤ・教育改善委員会の報告
　　　　２．愛媛大学における四国ロースクールの授業実施状況等について

＜第２部＞
　　　テーマ「四国における法曹養成・継続教育と法学教育の発展について」
　　　　１．愛媛大学法文学部の現状と今後の課題について
　　　　　　　報告者：宮崎幹朗学部長
　　　　２．香川大学法学部の現状と今後の課題について
　　　　　　　報告者：肥塚肇雄学部長
　　　　３．学部教育との連携と法曹の継続教育について
　　　　　　　報告者：新井信之研究科長

　第１部においては、四国ロースクールの概況について各担当者から報告がなされ、そのうちとくに司法試験不合格者の進路への配慮と、高い教育効果を上げている他大学法科大学院の調査の結果等について、活発に意見を交換しました。
　第２部においては、四国における法曹養成・継続教育と法学教育の発展をテーマにして、愛媛大学法文学部と香川大学法学部それぞれの現状と今後の課題が報告され、とくに愛媛大学法文学部の司法コース再編と、香川大学法学部の進路プログラム設定と法科大学院進学との接続について協議しました。四国ロースクールからは、教育改善の指針である「四国ロースクール改革構想アジェンダ」が紹介され、法学教育及び法曹養成教育に関する学部と法科大学院との連携の意義について協議しました。

　最後に、四国弁連の岡義博法科大学院支援委員長から講評をいただきました。厳しい状況にあっても適正配置のため両大学においてロースクールを堅持し、学部ではコースを充実して優れた教育により四国ロースクールに多くの学生を送り込み、成果を上げて頂きたいと発言され、共同ＦＤ研究会を締め括られました。
　その後、引き続き愛媛大学校友会館1階「セ・トリアン」において、自由な情報交換を行いました。

　愛媛大学での共同ＦＤ研究会の開催については、このたびも四国弁連からの参加とともに愛媛大学法文学部の関係者の皆様に温かいご支援・ご協力をいただき、重ねて御礼申し上げる次第であります。