四国ロースクール公開プレスクーリングの第3回を、以下の要領で開催します。
来年度の本研究科入学予定者、および、入学予定者以外で本研究科の教育内容等に興味を持っている方は、
是非ご参加ください。
　なお、公開プレスクーリングには、参加申込をされていない方および第1回～第2回に出席をしていない方でも
参加は可能ですので、当日にご都合が付く方はお気軽にご参加ください。

開催日

12月19日（土）

時間

13:30～16:00

場所

香川大学幸町南キャンパス3号館第１講義室
　　　　　アクセス・学内マップ

講義内容

　　　石堂 典秀教授：サザエさんからみた家族法の世界
　　　小川 竹一教授：民法と判例
　　　森川 隆准教授：新司法試験合格に向けた３年間のタイムスケジュール

スケジュール

　　　①「本日の進行予定」・・・・・13：30～13：35（5分）　石堂 典秀教授
　　　②「サザエさんからみた家族法の世界」・・・・13：35～14：35（ 60分）石堂 典秀教授
　 　　③「新司法試験合格に向けた３年間のタイムスケジュール」
　　　　　　　　　　　　　　　　　・・・・14：40～15：00（ 20分）　森川 隆准教授
　　　④「民法と判例」・・・・15：00～16：00（ 60分）小川 竹一教授

講義概要

　　石堂 典秀教授：サザエさんからみた家族法の世界
　　　家族法においては、婚姻、親子、扶養、相続などの場面において親族関係が重要な役割を有している。
　　　しかし、その一方で、具体的状況において親族の範囲を確定することは分かりづらいとも言われている。
　　　そこで、本講義ではマンガ「サザエさん」の登場人物をベースにしながら、親族関係を取り巻く事案を読み解く。

　　小川 竹一教授：民法と判例
　　　よき法曹になるために大切なことの一つとして、直面している事実について十分な想像力を働かせ、
　　　よく見てよく考え、それに法的な価値観に照らして意味づけを行う能力を持つことがあると思う。
　　　最近、私がかかわった入会権訴訟で住民の権利を否定する判決文を読んで見て、裁判官の山村生活の
　　　歴史的な事実や現実に対する想像力のなさに驚いた。
　　　入会権は慣習、つまり生活事実の積み重ねに基づく権利なので、人々の行いの意味を理解する能力がないと、
　　　現実と遊離した結論に至る。
　　　日々生起している出来事に想像力を働かせ、法的な意味づけを考え続けてほしい。

なお、四国ロースクール公開プレスクーリングの今後の予定についてはこちらから御確認下さい。